こんにちは、さいだーです。
こんなお悩みを解説します。
✔本記事の内容
・エモいメロディの作り方
・エモいコード進行の作り方
・エモいコード進行5選
✔信頼性
記事を書いている自分は、
海外のyoutubeを見ながら独学でfl studioを4年ほど使用。
twitter、youtubeで情報発信もしているので興味がある方はフォローお願いします。
✔前置き
本記事では「エモい曲を作りたい」という方に向けて解説してきます。
この記事を読んでいただければ、
エモいメロディ、エモいコード進行の作り方が分かるようになり、
オススメのエモいコード進行も5つ紹介するのでヒップホップ、aメロの作成に役に立つと思います。
エモい曲の作り方
ここではエモい曲の、
・メロディ
・コード進行
この2つの作り方の解説をしていきます。
ではやっていきましょう。
エモいメロディの作り方
エモいメロディの作り方は、
スケールにない音を使う
例えばCメジャースケールだったら、白鍵がスケール音になるので”黒鍵の部分がスケールにない音”に該当してきます。
この1つの事を意識すると作れるようになります。
スケールにない音を上手く使うと、メロディがエモくなりますが、
と使い方が分からないと思いますので、次に詳しく解説してきましょう。
スケールにない音の使い方
スケールにない音は、自分が思うように自由に使ってもいいのですが、
メジャースケール、マイナースケール以外の、
・モードのスケール
・ブルーノートスケール
・ペンタトニックスケール
この3つのスケールをメジャースケール、マイナースケールに適応すると、まとまりのあるメロディを簡単に作成できるのでお勧めです。
そして、
と分からない方のために、次にこの3つを簡潔に解説してきましょう。
モードのスケール
モードのスケールとは、
メジャースケール、マイナースケールを”1つずつずらして”並び替えた7つのスケール。
7つのスケールの名前は、
・イオニアンスケール
・ドリアンスケール
・フリジアンスケール
・リディアンスケール
・ミクソリディアンスケール
・エオリアンスケール
・ロクリアンスケール
このようになります。
この7つのスケールを使用すると、エモいメロディが作れるでしょう。
という方は別記事で解説していますので下記に貼っておきます。
-
【音楽】モードとは【使い方はモーダルインターチェンジに】
続きを見る
ブルーノートスケール
ブルーノートスケールとは、
ジャズやブルースなどに使用されるスケール。
ブルーノートスケールの構成音はメジャースケール、マイナースケールに”♭3・♭5・♭7”を入れるとできます。
Cメジャーの構成
C・D・E・F・G・A・B
Cブルーノートの構成
C・D・E♭・E・F・G♭・G・A・B♭・B
こんな感じで”♭3・♭5・♭7”を入れると考えてください。
マイナスケールで作成する場合は、すでにb3とb7は含まれているのでb5を入れるとブルーノートになります。
ブルーノートはジャズやブルースのようなエモいメロディを作れるのでお勧めです。
このブルーノートスケールについて詳しく知りたい方は、別記事で解説していますので下記に貼っておきます。
-
ブルーノートスケールとは【コードではなくメロディに使う】
続きを見る
ペンタトニックスケール
ペンタトニックスケールとは、
メジャースケールのⅣとⅦの音階を取り除いて、5つの音階で出てきたスケール。
例としてメジャースケールと比較すると、
Cメジャースケール
C・D・E・F・G・A・B
Cペンタトニックスケール
C・D・E・G・A
このようにⅣとⅦの音を取り除くとペンタトニックスケールになります。
マイナーの場合は、ⅡとⅥの音階を取り除いて、
マイナー・ペンタトニックスケール
Ⅰ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅶ
ペンタトニックスケールは、
Ⅲ→Ⅳ、Ⅶ→Ⅰの半音隣の動きがなくなるので、すごく親しみやすいメロディになるのでお勧めです。
-
【簡単に】ペンタトニックスケールとは何に使うの?【有名曲も】
続きを見る
印象的なメロディにするには
エモいメロディをより印象的なメロディにする場合は、
・反復フレーズ
この1つのポイントを意識してみてください。
反復フレーズとは、
その名の通りで、フレーズを何度も繰り返すことです。
これをすると、エモいメロディに印象が出るので使用してみてみましょう。
次にエモいコード進行の作り方について解説してきます。
エモいコード進行
エモいコード進行を作成するには、
・テンションコード
・ノンダイアトニックコード
・クリシェ
この3つのコードのテクニックを覚えると作成できるようになります。
では次に詳しく見ていきましょう。
テンションコード
今までコード進行を作成するときに、
という人は、テンションコードを使用するとコード進行が華やかになるのでお勧めです。
そしてテンションコードには、
コードによって”使うことができるテンションコード”と”使うことができないテンションコード”
このアヴェイラブルテンションという概念があるので、まずこのことを学んでから使用してください。
アヴェイラブルテンションについては、別記事で解説していますので下記に貼っておきます。
-
【作曲】テンションコードとは【アヴェイラブルテンションが重要】
続きを見る
ノンダイアトニックコード
ノンダイアトニックコードとは、
ダイアトニックコードにないコードのこと。
これをノンダイアトニックコードと言います。
ノンダイアトニックコードの種類としては、
・セカンダリードミナント
・サブドミナントマイナー
・モーダルインターチェンジコード
主にこの3つの事を学ぶと、コード進行の幅が広がるので学んでください。
-
ノンダイアトニックコードとは【使うときの考えはスパイス】
続きを見る
クリシェ
クリシェとは、
コード進行の安定感を保ちながら、コード進行を半音ずつ微妙に変化させる進行のこと
これをクリシェと言います。
クリシェのやり方は、
C → Caug → C6 → C7
などという様にaugや6を使用して、コード音をあまり動かさずにコード進行を半音ずつ上げて作成していきます。
-
augコードとは【aug7、オーギュメントの意味や使い方など解説】
続きを見る
エモいコード進行5選
ここでは、上記のテクニックを使ったエモいコード進行を5つ紹介していきます。
Ⅳadd9→Ⅴsus4→Ⅵ→Ⅲm
これはテンションコードの代理として使える、
・add9
・sus4
を使用したコード進行で、テンションコード特有のエモーショナルの雰囲気ができます。
このコード進行を使用している曲を上げると、
RADWIMPS - なんでもないや
「僕らタイムフライヤーときを、かけあがるクライマーときの」の部分で使用されています。
コード進行:Badd9 C#sus4 D#m7
Ⅰm→ⅠmM7→Ⅰm7→Ⅰm6
これはクリシェを使用したコード進行で
・ⅠmM7
・Ⅰm6
このノンダイアトニックコードを使用しているので、とても不気味な雰囲気がでます。
このコード進行を使用している曲を上げると、
Michelle / The Beatles
コード進行:Fm→FmM7→Fm7→Fm6
JustTheTwoofUs進行
ディグリーネーム:ⅣM7→Ⅲ7→Ⅵm7→Ⅰ7
このコード進行は、
・Ⅰ7
のセカンダリードミナントを使用していて、ノスタルジックな雰囲気がでるコード進行です。
「JustTheTwoofUs」という曲で使われているので聴いてみて下さい。
Ⅰ→Ⅰ/Ⅶ→Ⅰ/Ⅶb→Ⅰ/Ⅵ
コード進行:C→C/B→C/Bb→C/A
このコード進行は、
・分数コード
を使用して、クリシェっぽいサウンドにしたコード進行です。
-
分数コードとオンコードの違いとは【回転系の違い、使い方も】
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Ⅰ→Ⅴm7→Ⅳ→Ⅳm
このコード進行は、
・Ⅳmのサブドミナントマイナー
・Ⅴm7の同主調のコード
この2つのノンダイアトニックコードが使われていて、エモーショナルな雰囲気がでるコードとなっています。
このコード進行を使用している曲を上げると、
Superfly - 愛をこめて花束を
コード進行:G→Dm7→C→Cm
以上でエモい曲のコード進行の紹介は終わりです。