こんにちは、さいだーです。
こんなお悩みを解説します。
✔本記事の内容
・ブルースの由来、語源
・ブルースってどんな曲?
・ジャズとブルーズの違い
・ブルースの種類
✔信頼性
記事を書いている自分は、
海外のyoutubeを見ながら独学でfl studioを4年ほど使用。
twitter、youtubeで情報発信もしているので興味がある方はフォローお願いします。
✔前置き
本記事では「ブルースとは?」という方に向けて解説してきます。
この記事を読んでいただければ、ブルースが分かるようになり、
音楽の特徴、用語の語源、ブルースはどんな曲なのかについても学べます。
ブルースとは
ブルースとは、
19世紀後半にアメリカ南部にいたアフリカ系アメリカ人から生まれた音楽のジャンル。
今では、ジャズやR&Bなどの音楽の原点的な存在です。
そして、
と気になる方もいると思いますので、次にブルースの由来について解説してきます。
ブルースの由来、語源
ブルースの由来は、
ブルー(blue)、青色という言葉からきていて、ブルーという言葉は、英語で”憂いや悲しみなどの色”を指す言葉で、アフリカ系アメリカ人の孤独や悲しみなどを表現する音楽としてブルース(blues)という言葉になりました。
このことから、
ブルースは当時のアフリカ系アメリカ人の苦しみや悲しみ、切なさを表している曲が多いです。
次にブルースの曲の特徴についてみていきましょう。
ブルースってどんな曲?
ブルースの曲の特徴として、
・ブルーススケール
・ブルースノート
・シャッフルのリズム
・ウォーキングベース
主にこの4つの音楽理論的な要素を持っている特徴があります。
では次に詳しくやっていきましょう。
ブルーススケール
ブルーススケールとは、
このスケールを使えば、即興でブルースが作れるというスケール。
スケールの構成音は、
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲb、Ⅳ、Ⅴb、Ⅵ、Ⅶb
短3度、減5度、短7度の音程を持っているスケールです。
この短3度、減5度、短7度は後に紹介するブルーノートとに関係してきます。
ブルースノート
ブルースノートとは、
”Ⅰ、Ⅱ、Ⅲb、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴb、Ⅴ、Ⅵ、Ⅶb、Ⅶ”とbⅢ・bⅤ・bⅦ(短3度、減5度、短7度)の音を使用するスケールのこと。
このb3・b5・b7を使用すると、ブルースの憂鬱、ブルーな雰囲気を出すことができます。
そして、
という方は、別記事で解説していますので下記に貼っておきます。
-
ブルーノートスケールとは【コードではなくメロディに使う】
続きを見る
シャッフルのリズム
ブルースには主に、
「タッタ・タッタ・タッタ・タッタ」というシャッフルのリズムが使用されます。
ブルースを弾いたり、作曲したりする場合は、このシャッフルのリズムを覚えると、曲が作りやすくなります。
このシャッフルについて知りたい方は、別記事で解説していますので下記に貼っておきます。
-
【音楽】シャッフルとは?ウィングとは?違いを解説【有名な曲も】
続きを見る
ウォーキングベース
ウォーキングベースとは、
コントラバスなどの低音楽器で、4分音符で歩いてる様なリズムで弾くこと。
メロディが上行、下降を繰り返すという特徴があります。
このウォーキングベースについても、別記事で解説していますので下記に貼っておきます。
-
【フレーズ、作り方のコツなど】ウォーキングベースとは【曲も4つ紹介】
続きを見る
ブルースの定番コード進行
ブルースの定番コード進行は、
・Ⅰ7 → Ⅰ7 → Ⅰ7 → Ⅰ7
・Ⅰ7 → Ⅳ7 → Ⅰ7 → Ⅰ7
・Ⅴ7 → Ⅳ7 → Ⅰ7 → Ⅰ7
などのコード進行が定番となってきます。
そして、この紹介した3つのコード進行を見てもらうと、
ブルースのコード進行には"Ⅰ7・Ⅳ7・Ⅴ7"の3つの7thコードが使用される。
という特徴があるので、このポイントを押さえながら作成するといいと思います。
次にジャズとブルースの違いについて解説していきます。
ジャズとブルーズの違い
ジャズとブルーズの違いは、
・メインとなる楽器
・リズム
主にこの2つがあります。
では次に詳しく見ていきましょう。
メインとなる楽器
ジャズとブルーズの違いとして、メインとなる楽器に違いがあります。
ジャズは、
歌というよりかは、楽器演奏がメイン。
ブルースは、
アコースティックギターの伴奏にシンガーが歌うのがメイン。
このようにジャズとブルーズには楽器の使い方に違いがあります。
リズム
ジャズとブルーズのリズムを見てみると、
ジャズは、
ターン・タッタ・ターンという”スウィング”のリズム。
ブルースは、
タッタ・タッタ・タッタ・タッタという”シャッフル”のリズム。
このリズムにも違があります。
次にブルースの種類について解説していきます。
ブルースの種類
ブルースには、
・クラシック・ブルース / シティ・ブルース
・カントリー・ブルース
・デルタ・ブルース
・テキサス・ブルース
・イーストコースト・ブルース
・メンフィス・ブルース
この6つの種類があります。
それぞれの音楽の特徴を解説すると。
クラシック・ブルース / シティ・ブルース
シティ・ブルースとは、
ビッグバンドをバックに女性シンガーが歌うヴォーカルスタイルが多く、この女性たちはジャズの影響を受けていて、ジャズとブルースを混ぜたヴォーカルスタイルの先駆者。
その後、シカゴなどの都市でピアノとギターをメインの楽器として知れ渡ったものが”シティ・ブルース”です。
カントリー・ブルース
カントリー・ブルースは、
第二次世界大戦がはじまる前の1920年〜1945年ぐらいに生まれたブルースなことから、別名で”戦前ブルース”と呼ばれていて、
このブルースの特徴は、
ラグタイム、カントリー、ゴスペル、ジャズなどの要素を取り入れたブルースで、アコースティックギターなどに合わせて、シンガーが自分の出来事について歌うという特徴があります。
デルタ・ブルース
デルタ・ブルースは、
ギターとハーモニカを多く取り入れたブルースで、魂を込めるような歌い方をするボーカルスタイルが特徴です。
有名なミュージシャンを上げると、チャーリー・パットン、ロバート・ジョンソンなどがいます。
テキサス・ブルース
テキサス・ブルースは、
テキサス州で広まった音楽で、当時はカウボーイなどが多くいて、ニューオリンズなどの影響を受けているスタイル。
このような地域の特徴から、様々な音楽を取り入れていて、男らしい音楽スタイルをもっている特徴があります。
イーストコースト・ブルース
イーストコースト・ブルースは、
アラバマ州やジョージア州あたりで広まった音楽スタイル。
音楽の特徴をしては、男らしいというよりは、明るて踊ったりして楽しめるという特徴があります。
メンフィス・ブルース
メンフィス・ブルースは、
ブルースの発祥地のテネシー州メンフィスで広まった音楽。
音楽の特徴としては、ラグタイム、フォークソングなどの明るい曲調が多いのが特徴です。